恥じらうガンジーＪＡＰＡＮ

5/20に新作が発売します。

一迅社文庫さんより『はぐれ聖者の神剣勝負（ラストシュート）』。



挿絵：MtUさん


今回はファンタジー物となっております。
流浪のはぐれ鎮護ケインと女騎士フィオが出会い、ともに苦難を乗り越える物語です。

はぐれ鎮護とはなにか？
説明ついでに今回のキーワードについても触れておきましょう。

●キーワード１　魔王痕（まおうこん）
生物に刻みつけられることで妖気を排出し、心身をいびつに変容させる魔性の紋様。
変容が完了したとき、人は知性なき巨人に、獣は邪悪な魔獣（キメラ）となる。
その実態は魔界との門。
人間の女性に宿ったときのみ、魔族を召喚することが可能となる。

●キーワードその２　鎮護術（ちんごじゅつ）
魔王痕を除去するための技術。おもに神に仕える僧侶が用いる。
主人公ケインもこの鎮護術を扱いますが、
異端マジャール派に属しているので「はぐれ鎮護」というわけです。
そしてこの異端マジャール派の鎮護術には独特の手順があります。

１、触撫法　相手の体に触れ、撫でることで魔王痕を表層にあぶり出す。
２、揉圧法　手揉みや指圧で魔王痕を開く。
３、貫通法　魔王痕を貫いて奥に潜む魔物を直接刺激・浄化する。

この三つを完了したとき、魔王痕は消え去り魔族も浄化討伐できる仕組み。
劇中で表紙のヒロイン「フィオ」もこの鎮護術を受けます。
上記の手順で心と体を浄化されるわけですね。
最初は苦痛もありますが、最終的には救済の悦びが上回るので問題ありません。

●キーワード３　禁忌角（アルティコーン）
かつて世界を支配した有角種（オルルコーン）最大の遺産。
竜を屠り次元を貫く強大な角を、種族滅亡に際して高度な技術で保管したもの。
ケインとフィオが出会った古代遺跡において発見されるも、消失する――が。


他にも魔族と魔王痕を巡る陰謀やら、親と子の絆やら色々ございますが、
基本的には男の子と女の子が力をあわせて頑張るお話になっております。
是非とも楽しんでいただきたい。

イラスト担当はMtUさん。
作者側から一部キャラに関して、
「胸は貧乳じゃなくて無乳で！」とか、
「お腹はぽっこりしたイカ腹で！」とか、
いろいろ注文つけてしまった結果、想像以上の完成品を見せつけられてしまいました。
今回のは良い意味でヤバいぜ……！

気になった方は手にとってみてください！
ゲーマーズ様では特典ブロマイドもついてきますよ！


　　　　　＊　　　　　＊

ちなみにキャラクターは以下のような感じです。

【ケイン】

異端マジャール派に所属するはぐれ鎮護。
鎮護術の技量はアシュイン協会の一等鎮護僧にも匹敵する。
性格的にはストイックだが、若さゆえに上手くいかないことも多々。

【フィオレンツァ・ヴィルジーノ】

愛称フィオ。海運都市サンヴェルジナのアイドル的地位にある女騎士。
律儀でまっすぐで気さくな女の子。でも常軌を逸した馬鹿力。
古代文明の剣と鎧で武装している。胸はとても大きい。

【エリー】

ケインの妹分。内気で弱気で甘えん坊。ケインだいすき。
とある「力」を備えているために悩み苦しみ続けている。
小さいわりに胸はわりと大きい。

【シュゼット】

心優しき白毛竜（ウォルドリー）。ケインとエリーの従僕竜だが、実態は保護者に近い。
普段はふわふわモコモコの哺乳性ドラゴンで、時に童女の姿になることも。
童女バージョンでは無乳。だがしかし――


そのほかアレコレ登場して賑やかかもしれません。
MtUさんのイラストもわりと、こう、「えっそこ描いちゃう！？」という具合で必見です！