恥じらうガンジーＪＡＰＡＮ

某社の編集さんと打ち合わせ。
真夏の暑気にやられた引き籠もり作家葉原鉄は待ち合わせ場所のイタメシ屋に入店早々、お先に待ってくださっていた編集さんの水を勢いあまってガブ飲みしてしまいました。
編集さんの鶏に盛り出す犬を見るような呆れた視線に赤面するトゥーシャイシャイボーイ葉原鉄。
いや、本当に暑くて朦朧としてただけで、普段は人の水を飲んだりしませんよ？
人のエロ漫画に興奮した吐息を吐きかけるぐらいです。

打ち合わせは予想外に早く終了。
せっかくイロケブク（線を一本加えたら色気豚）まで出てきたのだからと、
映画を二本観て帰ることにしました。
本当はダークナイトを見たかったんだけど、明日からなのでガックリ。

『ハプニング』
シャーマラーン。
しゃまらん映画でした。
今回はネタバレどころか事前情報も一切カットしての視聴でした。
それでもやっぱりしゃまらん映画でした。
『サイン』以降のシャマラン監督は、
奇っ怪な状況における人々の心の触れ合いを描きたいのだろうなぁとは思うのですが、
心の方が描けたら奇っ怪の方がどうでも良くなる癖はなんとかならんもんでしょうか。
まったくしゃまらん。
もうちょっとスペクタクル的な展開でクライマックスに持っていっても楽しかっただろうなぁ。
美味しそうな材料を豪快に切り捨てる度胸には感心すべきか。


『崖の上のポニョ』
そうちゃんの家以外全部沈没。
厳密に言うと違うけど、おおよそそんな感じ。
私の本名も渾名にすると「そうちゃん」なので、
老婆がそうすけ君のことをそうちゃんそうちゃんと呼ぶたび変な気持ちにさせられました。
ポニョのあんまりにもアグレッシブな押し掛けアプローチに唖然としたり、
ポニョの本名に笑いを堪えるの必死だったりしましたが、
最後まで退屈せずに見られたあたりさすが宮崎駿。
あと、眠たげにしてるポニョは可愛い。
魔法使うとインスマス面になるポニョ恐い。


さあ、燃料は補給したから頑張って原稿書こう。
夏コミのコピ本は、トゥルー家族があんこ怪人になる怪談です。
色々とぶん投げてしゃまらんオチにしてもいいかしら。